FPコラム 3 - 2005.9.2

 お金は将来使うためにある


「お金は、ただ持っているだけでは何の価値もないのだよ。ただの紙きれです。お金っていうのは、使ってはじめて価値がでるものなのだよ。」

私が、小学校3年生の時に担任の先生から教わったことです。何でこんなことを、20年以上も覚えているのでしょうか。不思議ですね。

「いつまでに、いくら貯めて、何に使うのか」

まさにこれが、ファイナンシャルプランニングです。

何に使うのか。個人の生活の中で、教育資金、住宅取得資金、老後資金は、3大必要資金と言われています。

独立開業資金というのもあるでしょう。ちなみに、私の場合は、独立開業のために250万円〜300万円を投入しました。夢や目標を実現するためには、どうしてもお金が必要です。

もし、お金を有り余るほど持っているのであれば、ファイナンシャルプランニングという技術は、あるいは必要ないのかもしれません。しかし、ほとんどの方は、一生のうちに使えるお金は限られています。

マイホームを持ちたいというのも、実現したい夢・目標のひとつでしょう。一生に一度の買い物になるかもしれません。物件選びで失敗しないということも、重要です。

万が一の場合に備えて、保険に加入することも考えましょう。ただ、万が一の場合に備えるあまり、万が九九九九の場合の生活が苦しくなってしまっては、本末転倒ではないでしょうか。

いずれ使う日のために、余裕資金を運用しておくことも大切です。余裕資金は、分散投資によりリスク回避しながら、年利3%程度を目標として、長期で運用していくのも良いと思います。

このあたりの考え方は、このFPコラムの中でも、分かり易くご説明していきます。

さて、皆さんも既にお気づきのことと思いますが、年金減少時代、大増税時代が訪れようとしています。個人が使えるお金というのも、ますます限られてくることでしょう。

今、個人の生活のなかで、ファイナンシャルプランニングの重要性が増しています。




      



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