第3講 項目を自由に決める方法





第3講、“項目を自由に決める方法”です。

皆さんからいただいたコメントの中にも、エクセル家計簿は、項目を自由に決められるのが魅力とのご意見がありました。

今回は、項目を自由に決めるための行削除と行挿入の方法と行の高さを変更する方法をご紹介します。

それでは、まず、行を削除する方法をご紹介します。





上の図の行番号15(左側のグレーの部分)を左クリックして、行番号17までドラッグします。上の図のように選択されたら、右クリックをして、表示されたメニューの中から削除を選択すれば、15〜17までの3行が削除されます。

行挿入は、上記と同じ要領でできます。上の図の状態で、メニューから挿入を選択すれば、3行を挿入することができます。

項目を増やしたい、減らしたいという場合は、上記のやり方で、行数を調整して、項目を自由に決めて下さい。

なお、第1節や第2節で入れた算式は、行削除や行挿入をしても、法則性に従って、変更されますので、改めて入れなおす必要はありません。

それから、行をたくさん挿入して項目を増やした方は、行の高さも調整したいですね。

行の高さの変更は、次の要領で簡単にできます。



まず、先程の行削除や行挿入と同じ要領で、高さを変更したい行を範囲選択します。

上の図のように範囲選択されたら、左側の任意の行番号(上の図は、行番号14と行番号15)の間の線の上にマウスポインタを合わせて左クリックすると、上の図のように高さが表示されますので、その状態で上下にドラッグさせると、お好みの高さに変更することができます。

上記の手順により、選択した行すべてが同じ高さに調整されます。

もし失敗しても、戻るボタンで何度でも戻れますので、繰り返し練習してみて下さい。



 家計管理の方法について 

家計管理の方法は、お家によって千差万別だと思います。

教材の「エクセル家計簿フォーム」の初期設定は、給与振込み口座(以下、給振口座)からシンプルに各種引き落としや生活費の支出が行われているケースを想定しています。

従って、表中の預金残高が、給振口座の残高と一致するように集計します。預金残高を一致させるための計算は差引計の下で行います。

表中の資金移動は、定期積立など給振口座から他の口座に移動する金額を−(マイナス)で集計し、他の口座からの生活費の引き落とし分などの金額を+(プラス)で集計します。

表中の残高調整では、財布に残る金額との調整を行います。

前月末の財布の残高より当月末の財布の残高が増えている場合は、−(マイナス)で集計し、前月末の財布の残高より当月末の財布の残高が減っている場合は、+(プラス)で集計します。

なお、月1回のペースでの集計を考えている方は、レシートやメモ、請求明細等を残しておいて、月末などにまとめて集計する方法になりますが、この方法の方は、各項目を1円単位まで合わせることは、考えない方が良いです。

アバウトでも十分に作成効果はあります。最終的に合わなかった金額は、表中の使途不明に集計します。

上記の手法は、会社等の会計業務のご経験がある方であれば、すぐに理解していただけると思うのですが、はじめて見る方にとっては、少し難しいかもしれません。

しかし、この方法は、覚えるとすごく便利ですので、このWeb講座の中でも、機会があれば、また改めてご説明していきたいと思います。



参考→講義終了後の雑談・第7話


<第3講・2006年11月改訂>






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